ドラえもん大晦日“生放送”スペシャル感想(行け!ノビタマンほか、2006年12月31日)
今年の大晦日アニメドラえもん特番は
例年より少ない2時間で
芸能人とドラ着ぐるみが登場する実写パートと
中編アニメ「行け!ノビタマン」で
構成されるという異例の形に。
感想としては結論から述べますと‥‥
見逃しても別に大丈夫な回だったかな、と。
‥‥リアルタイムで最初から最後まで
見るのはキツかったかもしれません。
いや、良いところも結構ありましたよ?
でも気になったところも多すぎて‥‥
細かく書くと鬱陶しくなりそうなので
箇条書きにまとめたいと思います。
<構成>
○「史上最大のひみつ道具コンテスト」
最優秀ノミネート作品のプチアニメ化
&電話投票による最終選考、最優秀賞発表
ドラえもんとしゃべれる特典つき
○「みんなが欲しいひみつ道具ベスト30」
ランキング紹介
○久本雅美さん、中川翔子さん、ザ・たっちのお二人
ほか芸能人の方々とドラえもんメンバー(着ぐるみ)
とのバラエティトーク、テレビ朝日番組宣伝つき
○中編アニメ
「行け!ノビタマン」~正義のスーパーヒーロー~
○「のび太の新魔界大冒険」
告知映像&相武紗季さんのひとこと
<良かったところ>
(実写・スペシャルパート)
☆「ひみつ道具コンテスト」のノミネート3作品が
短いながらもアニメ化されて紹介されたこと
☆「噛む」のび太という普通ではまず見れないような
珍しい(あってはならない…)場面が見れたこと
☆「スパイセット」が特番時の司会進行役として
名キャラクター化しつつあるところ
☆「雲かためガス」紹介時に大山ドラの映像を流したこと
大山さん時代を「無かったこと」にせずにテレ朝版ドラとして
一続きのものと捉えるところに好感
☆久本さんたちゲスト芸能人の「ほとんど」が
「あれ欲しいわー」「面白かったー」などと
付き合ってくれていたところ
(行け!ノビタマン)
☆救命ボートのたどり着いた星が、
独特のオリジナル世界で面白い味わいが出ていたところ
ヨーロッパ風の街並みなのに空き地に土管があったり、
街のすぐ近くに危険生物?の棲む森があったりしていて
オリジナル脚本時代のドラ映画を思い出させます。
のび太曰く「新しいような、古いような、不思議な世界だね」
☆宇宙救命ボートにはほんやくコンニャクほか
最低限の道具が常備されていたり、
ボート修理のためにジャンクパーツを拾ってくる場面が
あったりと原作で怪しかった部分がクリアされている点
☆ピストルの弾をも跳ね返すスーパーマンとして不可欠な
機関銃掃射がNGではなくちゃんと描かれていたこと
弾の出る銃は規制がかかりやすいようなので‥‥
☆しずかスネ夫ジャイアンのそっくりさんが
へっぽこ悪人トリオという役で登場したところ
特にしずか似美女がマヌケな子分を引き連れる
女リーダーという感じでなかなかカッコよくて◎
☆たどり着いた星の独特の街並みや、
夕暮れ迫る倉庫街の色彩など
作画関係はけっこう凝っていて良かったところ
一件落着後の食事シーンで色鉛筆で描いたようなタッチ
のところは綺麗だった印象が残ります。
<気になったところ>
◇「白虎隊」や「世界水泳」等々テレビ朝日の番組の
宣伝がらみが多かったところ
ドラえもんを見て、「よしこっちも見よう」と思わせる効果は
あるとはどうしても思えない‥‥
◇せっかく「ドラえもんとしゃべれる」に当選しても
最後の方が芸能人のボケとツッコミで強制終了されている点
なんだか子どもが可哀相に感じられた。
◇スタジオで芸能人どうしがしゃべったり、
ツッコミを入れているのは
「ドラえもん」である意味がないじゃん!
◇ドラえもんが「マチャミ、マチャミ~!」と言っていたところ
好みの問題でしょうが、くだけ過ぎな気が。
行儀が良すぎるドラもどうかと思いますが、
ドラえもんというキャラクターは
こういうしゃべりをするかなあ‥‥
◇「欲しいひみつ道具」5~2位が
「生放送で時間が取れませんのでフリップで紹介」
になっていたところ
はじめからこういうギャグなら良いのですが、
マジだったらちょっと‥‥
中編アニメ一本じゃ時間が余るからこういう実写を
やっているはずなのに。
◇「行け!ノビタマン」本編について
バカバカしさと紙一重でエンターテイメントになるなら
良かったのですが‥‥
どうも微妙な方へ傾いた気がするところ
ノビタマンやギャングのボスのバレバレの正体とか、
悪ノリしたノビタマンの衣装とか、
「分かっていて楽しめる良い意味の安っぽさ」
を期待していたのに。
(以下ネタバレ)
この街が手に入らないならとお約束なようでいてやっぱり脈絡が
良くわからない理屈でミサイルをセットする悪者のボスとか、
のび太のパンチで吹っ飛ばされたブーデが頭でスイッチを押し
ちゃったりとか、ミサイルがネズミに見えるという謎の理由で
ドラが気絶したり、のび太がミサイルと一緒に飛ばされるという
ヒーローの王道のようで似て非なる展開になったかと思えば、
「たぬきさん助けて」という少女の別に悲痛でもない叫びに
ドラが白目のまま目覚めてビルの壁面駆け上がりをして
間一髪のび太を助けたりとか、
このあたりのクライマックス、ものすごいスピードで、
何か不思議なものを見たような気がするのですが。
‥‥テンポは非常に良かったです。
閑話休題。
▽建設的?提案
★2007年の大晦日はやっぱり
「再放送+新作」のアニメ尽くしでお願いします!
やはり主要視聴層である子どもは
バラエティ番組のようなトークより、
アニメをたくさんやってくれた方が喜ぶと思います。
また、近頃過剰に意識されている気がする「大きいお友達」も
ドラえもんという「アニメ」が好きだからこそ
この歳まで視聴しているということではないでしょうか。
また、実写バラエティの部分はチャンネルを変えたって
どうということはありませんが、
ストーリーのあるアニメ本編は見始めたらついついオチまで
見てみたくなってしまうものだと思います。
話の途中で親がチャンネルを変えようとしたら、
子どもは嫌がる、というそれくらいでないと
視聴率も期待できないでしょう。
子どもって本当にシビアですよ‥‥
藤子・F・不二雄先生もおっしゃっていましたが、
話が難しくなったり、ダレると動き回ります。
また、「(コロコロで)見たことあるからいいや」と
映画の途中で躊躇無く退出する女の子を目撃したことがあります。
少子化もあって、子どもだけの視聴では
いろいろ予算的に難しいとしても、
他に視聴が見込める「いい歳こいたドラえもんオタク」は
実写トークなど求めないでしょう。
そのへんは藤子Fの他作品キャラを紛れ込ませたり、
しずかの活躍を入れたり、翼やスミレなど美少女を投入したり、
出木杉をのび太とからませたり、ジャイアニズムが発動したり、
ドラに失礼発言をさせたりライオン仮面をだしたり、
きれいなジャイアンを出しておけば良いのです、きっと。
(↑少しヤケ)
原作のそのままトレースが良いかどうかはまた別の問題ですが、
少なくとも放送時間は全部アニメで嫌がる人はいないと思います。
あとはアニメ本編について‥‥
まあ、良い出来のときもあれば、??なときもある、
ということで仕方ないかと思います。
ただ、今回みたいに1作のみだとそれだけでその回を
評価せざるを得なくなるわけで‥‥
正直言って今回の「行け!ノビタマン」は
個人的に微妙でした。
街にはびこるギャングと有力者が結びついているという
アレンジは面白かったんですが‥‥
どこか、「幼稚」になってしまった気がしました。
「南海大冒険」のクライマックスに似た印象が‥‥
うーん、他に別な話も放送してくれていたら
「たまにはこんなこともあるよ」で済んだのに。。。
やっぱり長くなってしまいましたが、
次回は1月12日(金)
「もしもボックス」~のび太が発明した正月遊び!?~ と
2週にまたがっての
「しずかちゃんをとりもどせ」~未来が変わった!出木杉と結婚!?~
の前編をやるようです。
同じ長くふくらますのでも「どくさいスイッチ」レベルを
期待します。
‥‥アニメドラ、頑張ってください!
前記事ドラえもんカレンダー2007について
マンガの中のクリスマス~藤子F作品編~
例年より少ない2時間で
芸能人とドラ着ぐるみが登場する実写パートと
中編アニメ「行け!ノビタマン」で
構成されるという異例の形に。
感想としては結論から述べますと‥‥
見逃しても別に大丈夫な回だったかな、と。
‥‥リアルタイムで最初から最後まで
見るのはキツかったかもしれません。
いや、良いところも結構ありましたよ?
でも気になったところも多すぎて‥‥
細かく書くと鬱陶しくなりそうなので
箇条書きにまとめたいと思います。
<構成>
○「史上最大のひみつ道具コンテスト」
最優秀ノミネート作品のプチアニメ化
&電話投票による最終選考、最優秀賞発表
ドラえもんとしゃべれる特典つき
○「みんなが欲しいひみつ道具ベスト30」
ランキング紹介
○久本雅美さん、中川翔子さん、ザ・たっちのお二人
ほか芸能人の方々とドラえもんメンバー(着ぐるみ)
とのバラエティトーク、テレビ朝日番組宣伝つき
○中編アニメ
「行け!ノビタマン」~正義のスーパーヒーロー~
○「のび太の新魔界大冒険」
告知映像&相武紗季さんのひとこと
<良かったところ>
(実写・スペシャルパート)
☆「ひみつ道具コンテスト」のノミネート3作品が
短いながらもアニメ化されて紹介されたこと
☆「噛む」のび太という普通ではまず見れないような
珍しい(あってはならない…)場面が見れたこと
☆「スパイセット」が特番時の司会進行役として
名キャラクター化しつつあるところ
☆「雲かためガス」紹介時に大山ドラの映像を流したこと
大山さん時代を「無かったこと」にせずにテレ朝版ドラとして
一続きのものと捉えるところに好感
☆久本さんたちゲスト芸能人の「ほとんど」が
「あれ欲しいわー」「面白かったー」などと
付き合ってくれていたところ
(行け!ノビタマン)
☆救命ボートのたどり着いた星が、
独特のオリジナル世界で面白い味わいが出ていたところ
ヨーロッパ風の街並みなのに空き地に土管があったり、
街のすぐ近くに危険生物?の棲む森があったりしていて
オリジナル脚本時代のドラ映画を思い出させます。
のび太曰く「新しいような、古いような、不思議な世界だね」
☆宇宙救命ボートにはほんやくコンニャクほか
最低限の道具が常備されていたり、
ボート修理のためにジャンクパーツを拾ってくる場面が
あったりと原作で怪しかった部分がクリアされている点
☆ピストルの弾をも跳ね返すスーパーマンとして不可欠な
機関銃掃射がNGではなくちゃんと描かれていたこと
弾の出る銃は規制がかかりやすいようなので‥‥
☆しずかスネ夫ジャイアンのそっくりさんが
へっぽこ悪人トリオという役で登場したところ
特にしずか似美女がマヌケな子分を引き連れる
女リーダーという感じでなかなかカッコよくて◎
☆たどり着いた星の独特の街並みや、
夕暮れ迫る倉庫街の色彩など
作画関係はけっこう凝っていて良かったところ
一件落着後の食事シーンで色鉛筆で描いたようなタッチ
のところは綺麗だった印象が残ります。
<気になったところ>
◇「白虎隊」や「世界水泳」等々テレビ朝日の番組の
宣伝がらみが多かったところ
ドラえもんを見て、「よしこっちも見よう」と思わせる効果は
あるとはどうしても思えない‥‥
◇せっかく「ドラえもんとしゃべれる」に当選しても
最後の方が芸能人のボケとツッコミで強制終了されている点
なんだか子どもが可哀相に感じられた。
◇スタジオで芸能人どうしがしゃべったり、
ツッコミを入れているのは
「ドラえもん」である意味がないじゃん!
◇ドラえもんが「マチャミ、マチャミ~!」と言っていたところ
好みの問題でしょうが、くだけ過ぎな気が。
行儀が良すぎるドラもどうかと思いますが、
ドラえもんというキャラクターは
こういうしゃべりをするかなあ‥‥
◇「欲しいひみつ道具」5~2位が
「生放送で時間が取れませんのでフリップで紹介」
になっていたところ
はじめからこういうギャグなら良いのですが、
マジだったらちょっと‥‥
中編アニメ一本じゃ時間が余るからこういう実写を
やっているはずなのに。
◇「行け!ノビタマン」本編について
バカバカしさと紙一重でエンターテイメントになるなら
良かったのですが‥‥
どうも微妙な方へ傾いた気がするところ
ノビタマンやギャングのボスのバレバレの正体とか、
悪ノリしたノビタマンの衣装とか、
「分かっていて楽しめる良い意味の安っぽさ」
を期待していたのに。
(以下ネタバレ)
この街が手に入らないならとお約束なようでいてやっぱり脈絡が
良くわからない理屈でミサイルをセットする悪者のボスとか、
のび太のパンチで吹っ飛ばされたブーデが頭でスイッチを押し
ちゃったりとか、ミサイルがネズミに見えるという謎の理由で
ドラが気絶したり、のび太がミサイルと一緒に飛ばされるという
ヒーローの王道のようで似て非なる展開になったかと思えば、
「たぬきさん助けて」という少女の別に悲痛でもない叫びに
ドラが白目のまま目覚めてビルの壁面駆け上がりをして
間一髪のび太を助けたりとか、
このあたりのクライマックス、ものすごいスピードで、
何か不思議なものを見たような気がするのですが。
‥‥テンポは非常に良かったです。
閑話休題。
▽建設的?提案
★2007年の大晦日はやっぱり
「再放送+新作」のアニメ尽くしでお願いします!
やはり主要視聴層である子どもは
バラエティ番組のようなトークより、
アニメをたくさんやってくれた方が喜ぶと思います。
また、近頃過剰に意識されている気がする「大きいお友達」も
ドラえもんという「アニメ」が好きだからこそ
この歳まで視聴しているということではないでしょうか。
また、実写バラエティの部分はチャンネルを変えたって
どうということはありませんが、
ストーリーのあるアニメ本編は見始めたらついついオチまで
見てみたくなってしまうものだと思います。
話の途中で親がチャンネルを変えようとしたら、
子どもは嫌がる、というそれくらいでないと
視聴率も期待できないでしょう。
子どもって本当にシビアですよ‥‥
藤子・F・不二雄先生もおっしゃっていましたが、
話が難しくなったり、ダレると動き回ります。
また、「(コロコロで)見たことあるからいいや」と
映画の途中で躊躇無く退出する女の子を目撃したことがあります。
少子化もあって、子どもだけの視聴では
いろいろ予算的に難しいとしても、
他に視聴が見込める「いい歳こいたドラえもんオタク」は
実写トークなど求めないでしょう。
そのへんは藤子Fの他作品キャラを紛れ込ませたり、
しずかの活躍を入れたり、翼やスミレなど美少女を投入したり、
出木杉をのび太とからませたり、ジャイアニズムが発動したり、
ドラに失礼発言をさせたりライオン仮面をだしたり、
きれいなジャイアンを出しておけば良いのです、きっと。
(↑少しヤケ)
原作のそのままトレースが良いかどうかはまた別の問題ですが、
少なくとも放送時間は全部アニメで嫌がる人はいないと思います。
あとはアニメ本編について‥‥
まあ、良い出来のときもあれば、??なときもある、
ということで仕方ないかと思います。
ただ、今回みたいに1作のみだとそれだけでその回を
評価せざるを得なくなるわけで‥‥
正直言って今回の「行け!ノビタマン」は
個人的に微妙でした。
街にはびこるギャングと有力者が結びついているという
アレンジは面白かったんですが‥‥
どこか、「幼稚」になってしまった気がしました。
「南海大冒険」のクライマックスに似た印象が‥‥
うーん、他に別な話も放送してくれていたら
「たまにはこんなこともあるよ」で済んだのに。。。
やっぱり長くなってしまいましたが、
次回は1月12日(金)
「もしもボックス」~のび太が発明した正月遊び!?~ と
2週にまたがっての
「しずかちゃんをとりもどせ」~未来が変わった!出木杉と結婚!?~
の前編をやるようです。
同じ長くふくらますのでも「どくさいスイッチ」レベルを
期待します。
‥‥アニメドラ、頑張ってください!
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マンガの中のクリスマス~藤子F作品編~
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