きな子。

とある機会に
スーパーで最も場所を聞かれる品は
きな粉だとうかがいまして、
それなら探してやろうじゃないかと検索開始。

ふん、どうせこんなの簡単さと
まずは乾物コーナーへ。

みそ、こんぶ、すりごま、あずき‥‥とと、
このへんか。

‥‥むう、あずき、上新粉ときたら
この辺りにある筈なのに。

言うだけあってそこまで素直ではないか。
ほかの粉類のところか?

小麦粉、片栗粉‥‥このへんはちと違うよなあ。
砂糖‥‥うん、きな粉には砂糖がつきものだが、
こんなところに置くのも変だよなあ。
‥‥やはりここではないか。

ぬぬ、やっぱり最初のところが怪しいなあ。
私の目はフシ穴だし。

‥‥無い。何故だあ。
あずきと来たらきな粉は義兄弟みたいなもんだろうがあ!
そう、もちの友として欠かせない

ん、もち‥‥はそういえば何処だろう。
米のそば‥‥無い。
菓子付近‥‥無い。
ありゃ? 正月過ぎてハンパな時期だから置いてないとか?
んなわけないか。

まあ、もちの近くというのも不自然と言えば不自然か。
ケーキ用パウダーの近く‥‥でもないよなあ。

ああ! ど~考えてもあずきやら上新粉の近くにあるべきだ!
もしここに置いていないなら、
それは店として間違ってるぞ!
自然の摂理に反する重大問題だ!

‥‥なあ、上新子ちゃん、
同じ和菓子に使われるきな子ちゃんを知らないかい?

そう、生き別れのきな子ちゃんを‥‥
ん。

「 き な こ 」

‥‥あった?
何度も何度も騙されたすりごまじゃあないよなあ?

そう、きな粉は確かに予想通りの場所にありました。
上新粉の下、小麦粉の上に。


何度も何度も探しても見つからなかったのは
きっと、私の目がフシ穴なだけじゃなくて、
きっと、そのパッケージそのものが地味で目立たないためだ。

そう、その周囲に溶け込むその風貌こそが
きな子を「スーパーで見つけてもらえない度No.1」の座に
君臨させているのだろう。

たぶん。






‥‥そういえば結局もちが見つからんかったなあ。

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