奥田ひとし版「天地無用!」

<文末に追記あり>
「天地無用!」というシリーズをご存知ですか?
多分十年位前であれば、
アニメ好きならほとんどの方が
知っていたと思うほどの人気があったのですが‥‥

画像奥田ひとし著「新・天地無用!魎皇鬼」9巻


「天地」という名のごく普通の少年のもとに
「魎呼」という宇宙海賊や、
「阿重霞」というとある星の皇女様などなど
地球外の美女が集まってくるというアレです。
(※あえて、物凄く端折った説明をしています)

この作品の最大の特徴(?)のひとつは、
媒体と製作者によって、最低限の人物を除いて
ストーリーや設定がまるで違うということ。
オリジナルビデオ(OVA)の「天地無用! 魎皇鬼」シリーズが
原作ということになっています。
原作(原案)者の梶島正樹さんの名前を取って
「梶島天地」と呼ぶ事も多いようです。

なぜそうなっているかというと‥‥
ひとつはタイトルでは区別がつきにくいものが多いからです。
長谷川菜穂子さんによる小説も
「天地無用! 魎皇鬼」ですし、
今回取り上げる奥田ひとし先生によるマンガも
「天地無用! 魎皇鬼」というタイトルになっています。
このため、それぞれは「長谷川(版小説)天地」、
「奥田(漫画)天地」などという呼び方もされています。
「OVA版」と言ってもいいんですけれど、
OVAでも梶島さんの関わっていない
番外編があるため区別されるようです。

そして内容について。
ファンの間では原作者である梶島さんの関わったものを
「梶島天地」(実は小説などもある)として本流としています。
その他の作品群は、それぞれキャラクターの同じ
パラレルワールドと捉えられています。
例えばテレビアニメは2作ありますが、
(「天地無用!」と「新・天地無用!」)
いずれも、梶島さんのver.とは異なる設定、ストーリーを
繰り広げています。

しかし、ファンの方々は、原作のみにこだわることなく、
それぞれのアレンジや展開を楽しまれています。
特に好きなキャラクターがいる場合、
「『長谷川天地』の魎呼は○○で‥‥、
 『ねぎし天地』の魎呼は△△なところがいいよね」という感じです。

かくいう私もそれぞれの持ち味を楽しんでいるのですが‥‥
(※申し訳ないですが、全種の「天地」を制覇はできていません)
とりわけ、奥田ひとし先生によるマンガ版
「天地無用! 魎皇鬼」がとてもお気に入りです。

奥田先生はOVA設定にかなり準拠しながら、
独自の展開をうまく取り混ぜて描かれていると感じます。
このあたりのバランスが絶妙で、
オリジナルキャラクターを出してメインキャラの魅力も
引き出したかと思えば、
突如梶島天地のキャラを引っ張り出してくるようなことを
して、ファンをニヤリとさせます。
(上に載せた最新刊の表紙の女性‥‥奥田天地では2回くらい
顔をみせただけのキャラなんですが‥‥唐突に表紙を)

おそらく、マンガとしての出来も秀逸で、
原作(梶島天地)の動きが何年も止まっていた期間、
様々なメディアミックスがパタリパタリと終わっていく中、
本作だけは順調に連載を続けていました。
今年で連載12年目になります。
‥‥ね、すごいでしょ?
しかも富士見書房(角川書店)のメディアミックス系
雑誌なんですよ。
失礼なようですが、アニメが終わるとマンガ版も終わるのが
ほとんどというところです。
マンガ作品としての実力があるとしか思えません。

布教して回りたいところなんですが、
OVAを全く知らないでも良いマンガかというと、
微妙な気もするんですね。
奥田さんも色々工夫されていますので
おそらく十分楽しめると思いますが。

OVAを知ってるとなお面白い、みたいな
あそび部分が分からないともったいない?という気もするなど
ついついヲタクの余計なおせっかい意識が出てきてしまいます。

そんなこんなではありますが、
いよいよ連載も終了に向けて
「最終長編ストーリー」を連載中ということで、
ここらで、やっぱり推しておきたいなと思います。
何より、「奥田天地」について単独で
感想を書かれている方がネット上にあまり
いらっしゃらないんですよね‥‥
(最近某「天地」ファンサイトで
たくさん書いてくださった方がいてしあわせです)

ちょいと誉めすぎのようですが、
私がそれだけ「好きだ~!」ということです。
それぞれいろんなバージョンの「天地」に
思い入れがあってよいかと思います。

と、いうわけで、念願の「奥田天地」
に関する記事を書きはじめたいと思います。

どうも藤子記事ばかりになっておりましたが‥
ネット上に感想の少ない、
自分の好きな「今をトキめかない」作品語りをする、
という当初のコンセプトを果たせるようにしたいと思います。

ブログとしては、あんまり「分かる人にしか分からない」ネタを、
しかも分散させない方がいいとは思っているのですが‥‥
ひとつでも、
検索をかけて、「書いている人がいたー」と
喜んでもらえるような記事を書けるといいなと思っています。


読んでくださる方‥‥いるのかな? (涙)


<追記>06.1.25
無事正式連載も終了し、
「ドラゴンエイジ」誌のほうでは
4月号まで短編が掲載されるということです。
10巻は2月1日発売!
さらに4月1日には「砂沙美伝説2(仮)」も発売!

ここらで「奥田天地」の記事をもう一本書きたいですが‥‥

‥‥上でウソ言っていてすみませんすみません。。
完結記念は何か‥‥何か‥‥

<追記2>06.2
奥田天地本編も無事完結。
あとは「砂沙美ちゃんあらかると!」を待つのみ。
これはセレクションのほかに
未収録の短編2本(ドラゴンエイジ3月号と4月号に載るやつですけど)
と4コマ(2月号に載ったやつだと思いますけど)を収録。
ドラゴンエイジを購入していない方は要チェック!

上で言っている完結記念ですけれど、
現在ひとつばかし企画があります。
ただ、友人に貸したまんま戻ってこない
「新・天地」4巻を買いなおしてからになりますが‥‥

「あらかると!」で真の完結を見るまでには
始めますのでお待ちください。(今月中を目指す!)

<追記3>06.2.16
★企画はじめました!
砂沙美以外のキャラでもベストエピソード集を
つくるとしたら? →その1 その2 その3

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